STORY
香港の象徴のひとつ、美しいビクトリア・ハーバーが見える湾岸エリアにそびえ立つ、高級高層マンション「ビクトリアNo.1」。ある晩、何者かが管理人室に忍び込み、居眠り中の警備員を絞殺。その後も、マンションの住民に対し、血の惨劇を繰り返す犯人の正体は、金融機関に勤めるチェン。ごくフツウのOLである彼女がなぜ、このような猟奇的な行動に出るに至ったのか? そこには香港人の給与と高騰し続ける地価という、あまりに不条理な社会状況が大きく関係していた…。
【出演】
【スタッフ】
冷酷無比な殺人鬼へと変貌を遂げていく、最凶のヒロイン・チェン。彼女を演じ、<スペイン・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010>で、最優秀主演女優賞を受賞したのはジョシー・ホー。現在、遺産相続問題が話題のマカオのカジノ王、スタンレー・ホーの愛娘という超セレブである彼女は、『エグザイル/絆』ではジョニー・トー監督に、『DEAD OR ALIVE FINAL』では三池崇史監督に、その演技力を見出された、モデルもこなす個性派女優。今後もミッキー・ローク主演作や、スティーブン・ソダーバーグ監督作(マット・デイモン共演)が待機する彼女だが、本作ではエンドロールでミュージシャンとしての顔を披露するほか、映画プロデュースに初挑戦。4月に発表される<香港電影金像奨(香港アカデミー賞)>でも最優秀主演女優賞候補となり、大きな注目を集めている。
“香港のタランティーノ”、“次世代のウォン・カーウァイ”とも称されてきたパン・ホーチョン監督ならではのブラックな笑いとエロティックに満ちた残酷描写の数々は、編集権をめぐって、パン監督とジョシーが対立する事件にまで発展し、香港では公開が延期!その後、オープニング上映を飾った<イタリア・ウディネ・ファー・イースト映画祭>では、上映中に体調が悪くなる観客が続出し、その後の上映では汚物袋が配布される事態に!これまで20を超える国際映画祭に出品され、2月より全米公開。まさに全世界が注目するなか、日本では<ノーカット完全版>での上映となる。
香港の象徴のひとつ、美しいビクトリア・ハーバーが見える湾岸エリアにそびえ立つ、高級高層マンション「ビクトリアNo.1」。ある晩、何者かが管理人室に忍び込み、居眠り中の警備員を絞殺。その後も、マンションの住民に対し、血の惨劇を繰り返す犯人の正体は、金融機関に勤めるチェン。ごくフツウのOLである彼女がなぜ、このような猟奇的な行動に出るに至ったのか? そこには香港人の給与と高騰し続ける地価という、あまりに不条理な社会状況が大きく関係していた…。