INTRODUCTION
前作『カニを喰べる。』では、富山までポンコツの軽トラでカニを食べに行くという壮大な?旅に出た田宮と青島。様々な“過去”と出会い、少しは成長したかと思った2人だったが…。本作は前作から1年後を舞台に、前と変わらない鬱屈した毎日を過ごしている2人のもとに1人の少女と1人のお人好しの男が現れることで、退屈な毎日が一転、思いもよらぬ事態に巻き込まれていく物語。
主演の2人には前作に引き続き、染谷俊之と赤澤燈を起用。今年だけで既に舞台「ママと僕たち~おべんきょイヤイヤBABYS~」、「メサイア~翡翠ノ章~」で共演をしており、阿吽の呼吸でダメな男2人を再び熱演している。更に田宮と青島を騒動に巻き込む、超がつくお人好しの丸井を演じるのは、舞台「タンブリング FINAL」(14)、「弱虫ペダル~インターハイ篇~」(15)など人気舞台への出演が相次ぐ廣瀬智紀。物語の鍵を握る、謎の少女カンナには宮井くららが抜擢され、観る者にミステリアスな印象を残す。
監督・脚本は、引き続き毛利安孝が務め、前作のダメ男の設定を踏襲しつつも、ガラリと雰囲気の変わる世界観で描いている。笑って泣けて、そして少しだけ成長できる痛快ダメンズムービーが誕生した。
STORY
カニを食べるという理由だけで富山まで珍道中を繰り広げた田宮治(染谷俊之)と青島豪志(赤澤燈)。あれから1年、相変わらず定職にも就かずその日暮らしを続けている2人。そんな2人は、いつからか謎の少女カンナと出会い行動を共にするようになる。そんなある日、ヤクザの2人組に追いかけられている丸井(廣瀬智紀)に遭遇し、その場の成り行きで助けてしまう。追われている理由を聞くと、知り合って間もない友人の借金の連帯保証人になったと、騙されていることに気付かず真面目に話す丸山。そんな超が付くほどのお人好しの丸井を放っておけない、お人好しの田宮と青島。あの手この手で借金返済のために奔放する3人だが、うまくいくはずがなく徐々に追い詰められていき…。
果たして、丸井の借金は無事に返済できるのか!?一向に成長しない田宮と青島に明るい未来は訪れるのか!?そして謎の少女カンナの正体とは!?