映画の配給・宣伝
ユナイテッド エンタテインメント

MENU

EVENT

映画『翔んだタックル大旋風』完成披露上映会 開催!

12月11日(木)

『翔んだタックル大旋風』完成披露 吉田伶香、平野宏周ら
小野峻志監督の奇抜な演出を暴露「監督が全役を実演」

12月11日(木)映画『翔んだタックル大旋風』の完成披露上映会が開催された。本作は『野球どアホウ未亡人』で知られる小野峻志監督の商業デビュー作であり、アメフトを舞台にスポ根、ホラー、ラブコメが融合した異色作だ。上映後の舞台挨拶には、主演の吉田伶香をはじめ、平野宏周、夏海、森山みつき、藤田健彦、小野監督が登壇。撮影時の独特な演出やエピソードを明かし、会場は笑いに包まれた。

本作は12月26日の公開に先駆けて上映され、エンドロールが流れ終わると観客からは大きな拍手がわきおこった。そんな観客の熱気が冷めやらぬ中、上映後舞台挨拶にキャスト陣が登場した。
主演の吉田伶香は、これまでの出演作と本作の現場の大きな違いについて問われると小野監督の独特な演出スタイルに言及した。吉田によると、段取りの際に監督が自ら全キャストの動きを実演してみせたといい、特に印象に残ったのは、吉田がジグザグに走るシーンで、小野監督が走って倒れるまでの全ての役を一人で演じて見せたエピソードを披露。「台本を読んでもイメージが湧きづらい作品だったが、監督のおかげで見える形になった」と感謝しつつも、その熱意・熱量に驚いたことを明かした。

アメフト部の部長・平山役を演じた平野宏周は、クランクイン当日の撮影を振り返った。初日から吉田によるタックルを受けるシーンの撮影があったが、平野はカメラが回っていることを知らされず、ひたすら練習だと思ってタックルを受け続けていたという。「いつ始まるんだろうと思っていたら『はいOK』と言われて次の撮影へ移った」と語り、そのシーンが実際に本編の冒頭で使われていることを明かすと、会場からは驚きの声が上がった。

また、主人公の親友役を演じた夏海は、監督の演出について「普段の現場ではリアリティや自然体が評価されるが、監督は真逆で『いかに変か』を重視していた」と分析。キャラクターの心情よりも「カメラでどう面白く映るか」を追求する撮影現場は新鮮で面白かったと語った。その「面白さ」へのこだわりは徹底しており、平野がセリフを喋りながら後ろに歩いていくシーンでは、完成した映像を見ると平野が画面から完全にいなくなってしまったという珍事も暴露された。

小野監督の過去作『野球どアホウ未亡人』にも出演している森山みつきは、商業映画ならではの「待遇」に感動した様子を見せた。森山は「現場にメイクさんがいることに感動した」と語り、監督自身も「自分で小道具や衣装を持ってこなくていいので、演出に専念できた」と、自主制作時代との違いを噛み締めていた。一方、藤田健彦は、撮影中に過去作に関わる「とあるテーマ曲」を鼻歌で歌うという工夫をしたことを明かし、「気づかなかった人はもう一回ぜひ見ていただけたら」と、再鑑賞時の注目ポイントとして挙げた。

最後に吉田さんは「前作を超えるようなロングランを目指したい」と意気込みを語り、小野監督は「こんなイカれた映画がテアトルグループで上映されていること自体がどうかしている」と自虐を交えつつ、「二度とこういう映画が上映されなくなる可能性もあるので、ぜひ2回、3回と見てほしい」と観客に呼びかけイベントを締めくくった。