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映画『白石晃士の決して送ってこないで下さい』完成披露試写会

日本を代表するフェイクドキュメンタリー映画の旗手・白石晃士監督が新たに仕掛けた『白石晃士の決して送ってこないで下さい【劇場版】』(10月13日公開)がついに完成!9月28日には都内映画館で完成披露試写会が実施され、出演者のかいばしら、小倉綾乃、沖田遊戯が参加したほか、白石監督もサプライズ登壇した。

『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』がスマッシュヒット中の白石監督による本作は、白石監督がナビゲーターとなり、自身の元に送られてきたという身の毛もよだつ映像を紹介する新たなるフェイクドキュメンタリー。

この日、観客に混ざって本編を鑑賞したキャスト陣。かいばしらが「今日は皆さんに観られるという緊張が勝るかと思いきや、怖さの方が勝った」と言うと、小倉も「気持ちが悪いし怖い。今夜は眠れないかもしれない」と初々しい感想を口にして、白石監督は「みんないいお客さんだなあ!」と大喜び。沖田は「監督から『松田優作みたいな指をしている』と褒められてキャスティングされたと思ったら、超変態の嫌な男役でビックリした」と起用経緯の舞台裏を明かした。
昨年の冬に山中でロケを敢行。撮影スタッフは白石監督を含めて2人しかいなかったという。かいばしらが「少人数体制のいい意味で固くない現場でやりやすかったけれど、こんなにフレキシブルな撮影は聞いたことがない」と打ち明けると、白石監督からは「撮影機材もロケ地に行く道中でかいばしらさんの私物のGoProや録音機材に変更しました。だって私が持って行った機材よりも性能が良かったから」とフレキシブルすぎる秘話が飛び出した。

かいばしらは自宅も撮影場所として提供したそうで「小倉さんが潜むためのベッドも買いました」と全面協力。そのベッドの下に潜った小倉は「ちょうどぴったりの入り心地でした」と感謝し「白石監督がベッドと床の隙間を確かめるために潜って、そこからまた出てくる姿が面白くて写真を撮った」と思い出し笑い。モゾモゾと出てくる監督の姿を目撃した沖田は「人の家でこの人は何をしているのだろう?と思った」とシュールすぎる状況に苦笑いだった。

かいばしらと沖田の2人は、普段はYouTuberとして活動している。映画初主演のかいばしらは「こんなにたくさん出る役だとは思わなかったけれど、口癖や口調などを普段の僕に寄せて書いてもらえたのでやりやすかった」と手応え。映画初出演の沖田は「殴り倒されたときの足をビクビクと痙攣させる仕草が難しかった。『ビクつき方が違う』と言われて何度も撮りました。最後の方は唇も顔も真っ白になってみんなから心配された」と熱演を報告。白石監督は「即興セリフでやってもらっているところもあるので、皆さんの言葉の力で作品のクオリティが底上げされた」と感謝していた。

一方、奇妙な女を演じた小倉は「人間なのかどうなのかもわからない役。電話で白石監督を脅迫し、不法侵入もしている。この作品を通して様々な罪を犯しました」とユニークに表現。極寒の山中ロケについては「とにかく寒かったし、山の急な斜面も怖かった」と過酷そうだが「自分の出番がない時はみんなの荷物番をしながら空を見上げたりしていた。時々大声が聞こえてきて『撮影やっているなあ』と思ったりした」と大自然に癒されていた。

最後に白石監督は「『コワすぎ!』シリーズとは違う、心霊とは関係ないところでいや~な気持ちになってもらえたら幸いです」と意気込みながら「奇妙な映像は決して送ってこないで下さい!…でもSNSのDMは開放しています」と呼び掛けていた。