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映画『黒蝶の秘密』完成披露イベント
舞台、ドラマ、映画などに引っ張りだこの人気俳優・染谷俊之が主演を勤め、俳優の中村優一、元AKBの永尾まりやなどが出演する。ミステリホラー映画『黒蝶の秘密』の完成披露イベントが都内の星陵会館にて行われた。
染谷にとって初のミステリーホラーとなる本作。東京に転勤してきた富山(染谷)が引っ越してきたアパートには、優しいがどこか薄気味悪い大家夫婦(岩松了、美保純)、どこか寂しげな表情のミステリアスな美女(水沢エレナ)たちが住んでおり、「このマンションは何かがおかしい」と感じ始める。そんな矢先、富山にこのマンションに住むよう勧めた岡崎(中村)が不可解な死を遂げる。富山は彼の死の真相を探り始めるが……。先の読めない物語展開と予想を超えたクライマックスを目の当たりにし、唖然となった観客の前に登壇した染谷は「日曜日の朝から、こんなに重い作品を観ていただいてありがとうございます」とねぎらうと、会場からも思わず笑い声が沸き起こった。印象に残ったシーンについて質問された主役の富山を演じた染谷は、中村演じる岡崎が血まみれになるシーンを挙げると中村は撮影を振り返り、「掛けられた血のりの量が半端じゃなかった、ペットボトル1.5リットル分の量を思いっきり掛けられて、さらに自分は雨男で撮影中に土砂降りになっちゃって、雨と血で訳が分かんなくなってました。」と過酷な撮影話を笑いに変えると染谷が横から、「もう何の料理だよってくらい掛けられてたね。」「めちゃくちゃ味が濃いオムライスみたいだった。」と撮影状況を振り返り、さらに会場の笑いを誘った。一方、富山の職場の同僚・千佳を演じていた永尾もそのシーンを振り返り、「実は、自分も中村さんの血まみれのシーンを撮影場所となったアパートの上から見ていて、今日雨だなと思い外に出ると下に血だらけの中村さんの様子が見れて、それが初対面でした。血まみれじゃない中村さんを見るのは今日が初めて。」と告白すると再び会場は笑いの渦に。演じる上で、難しかった点を聞かれた染谷は「撮影の前日まで別の舞台をやっていて「緑のペンライト振ってね~」とアイドルを演じていた役から一転、心理的に追い込まれ、自分を見失う主人公を翌日から演じなければならない状況で自分を見失いそうだった。」と振り返った。すると中村が「普段から追い込まれてる染さんを見たことがなかったので、そんな染めさんかわいい、今日は貴重な染さんをゲットしました。今日はどちらかというとお客さんと同じ目線ですからね。」と語り溢れんばかりの染谷愛が飛び出した。その後も中村は「映画の一番好きなシーンは染谷が悪夢にうなされ、枕を抱きしめているシーンが好きで、可愛かった。」と語り染谷愛は止まらず。染谷はそれに対し「これがヒューマンホラーだわ!」と突っ込むと会場は大爆笑に包まれた。
「最後にミステリーということでラストまで先が読めない展開でしたが、皆さん予想しながらご覧になってください。」と永尾。「幽霊よりも人間的な怖さのほうがリアルで一番怖い恐怖を感じてほしい。」と染谷。「大好きな染さんがたくさん詰まっている映画なので、よろしくお願いします。」と中村。中村の染谷愛は最後まで止まることがなかった。
映画『黒蝶の秘密』は今秋公開予定