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イメルダ ―美貌と権力を手にした「女帝」の生涯―
第55回ベルリン映画祭コンペティション部門招待作品



■INTRODUCTION■
3000足の靴だけでは語れない、真実がある―。


20年間ものあいだフィリピン共和国のファーストレディとして政治を操り、贅の限りをつくしたイメルダ夫人が、自らの人生を語ることを承諾した初めてのドキュメンタリー。マルコス独裁政権下で毛沢東、カダフィ大佐、カストロ、ヨハネ・パウロⅡ世、ニクソン大統領など世界のVIPを相手に天才的な外交手腕を発揮した彼女の栄光と失意の生涯を、 本人や彼女を知る周囲の人たちによるコメントと当時の貴重な映像によって彼女の内面にまで踏み込んだ知られざる実像に迫る!

3000足の靴と6000着のドレス、政敵アキノ氏の暗殺疑惑、手配されたアメリカへの亡命、800億円を超える不正蓄財など、さまざまなスキャンダルに覆われ、現在も150件もの訴 訟を抱えている女帝は、今年80歳を迎えた―。

 

■イメルダ・マルコス(Imelda Romuáldez Marcos)とは■

1929年7月2日にイメルダ・マルコスはアメリカの植民地であったフィリピンのマニラに生まれた。1938年に、父・ヴィセンテは生活上の困難のため出身地レイテ島タクロバン市に帰り、イメルダはタクロバン市のホーリー・インファント学院(高校)とセントポール大学を卒業した。23歳のとき、親戚のいるマニラへ行き、ミス・マニラ・コンテストに出場するが、優勝できず。その後の1954年5月1日に、当時若手のホープとして政界で注目を受けていた下院議員のフェルディナンド・マルコスと結婚。1965年にマルコスが大統領に当選すると大統領夫人となった。

大統領夫人となった後のイメルダは単なる大統領夫人に終わらず、独裁者として君臨した夫の威を借りて積極的に国政にも介入。自ら企画したマニラ文化センターをオープンさせたのを皮切りに、1974年には、自ら訪中して貿易拡大書簡に調印。さらに1975年にはマニラ首都圏知事にも就任した。1978年には環境住居相に就任している。しかしこの様な夫婦による国家の私物化は国民の反発を買い、1983年8月に発生したマルコスの政敵のベニグノ・アキノ暗殺事件を受けて1986年に発生した「ピープル・パワー」でマラカニアン宮殿を追われたマルコスとともにハワイに亡命した。マラカニアン宮殿には3000足の外国製靴、500着のブラジャー、数え切れないほどの香水が残されていたと語り草になっている。

その後の1989年にはハワイで夫の死を看取り、1992年に帰国。1995年にはレイテ島で下院議員に立候補して当選した。しかし任期が終わった2001年に不正蓄財の容疑で逮捕、保釈金を払っている。また、2006年イメルダ・コレクションを立ち上げた。

監督:ラモーナ・ディアス
出演:イメルダ・マルコス 他
配給・宣伝:ユナイテッド エンタテインメント
2004年/フィリピン共和国・アメリカ合衆国/DVCAM/カラー・モノクロ/103分/日本語字幕
(c)Cinediaz Inc.All Rights Reserved.
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