レポート!舞台挨拶・イベント

2018年3月17日(土)

映画『メイド・イン・ホンコン』公開記念舞台挨拶

『香港製造』フルーツ・チャン監督、4月撮影開始の新作タイトルは『三人の夫』

青春映画の不朽の名作、映画『香港製造』の4Kレストア・デジタルリマスター版での公開を記念し本作の生みの親であるフルーツ・チャン監督が3月17日来日した。

EVISU GARDEN CINEMAではインタビュアーに石坂氏を迎えトークイベントが行われれ、当時の製作秘話、新作の話も飛び出し、来場した香港映画ファンには興奮冷めやらぬ夜となった。


この映画はビターな青春映画であるものの、この20年での香港の変化が見受けられる作品。金網やアパートの鉄柵などでそういったエレメントを入れたと当時の香港の時代背景を語る監督。当時はいろんなものを試しながら、その当時のブームに合ったものを撮ったつもりであるという。


作品内で、目を引くのはロケーションの素晴らしさであると語る石坂氏。お墓のシーンは最初から構想の中にあり、どこから撮ってもお墓が見えるとても眺めのいいところだと監督は答える。チャウが住んでいた集合住宅もとても絵になるロケーションであったが、香港にはこのようなアパートが非常に多いそうだ。しかし今では建物は老朽化が進んでおり、住人も年老いた人たち中心になってしまっている。しかし近い将来は出て行った子供たちも、家を買えずにこの安いアパートに戻ってくる状況になってくるのではないかと監督は予想している。


そもそもこの作品は三部作の一作目にあたる。この映画の成功があったからこそ、2本目、3本目が生まれた。2作目『花火降る夏』は少しメインストリーム寄り。3作目の『リトル・チュン』は自分の好きなように撮れたという。この3部作の中で一番気に入っているのは『香港製造』であると監督は語る。しかしこの作品を作り上げることは本当に大変であったことを紹介。たった5人のスタッフにて撮影を行っており、俳優たちもスタッフの一員となって一緒に働いたと撮影当時の思い出を語った。


しかし、この映画は大陸(中国)では上映がされていない。香港返還20周年を記念して香港映画が中国にてまとまって上映された際にも『香港製造』は選ばれることはなかった。監督は選ばれなかった理由について「20周年の雰囲気をぶち壊してしまうような映画だからね。」と笑って答えた。


ファンからの質問のコーナでは監督が思い描いていた香港像や現在撮影途中の新作について、話題が移っていく。新作は4月1日から撮影を開始する。タイトルは『三人の夫』。『ドリアンドリアン』、『ハリウッド香港』に続くシリーズものの第三部である。18年間というブランクを経て変化してきた香港像を盛り込んだ作品になるそうだ。監督は「ただ、映画を撮る過程は非常に困難が多くて難しいことである。」と強調しつつも、「どんなジャンルを取るにしても観客を満足させるような、お腹いっぱいにさせるような映画を撮ることが重要だと思っている。頑張りたいと思います。」と力強く語った。


最後に監督は舞台挨拶に来ていたファンに一言、「来ていただいてありがとうございます。それからこの映画を気に行っていただけたら、是非いろいろな人にオススメしてください。お願いします。」と締めくくった。


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